よく海外では、断るときには「NO」ときっぱり言うって聞きますよね?
でも実際には、そんなぶっきらぼうな断り方をすると、人間関係にヒビが入ってしまうのは日本と同じなのです。
こんにちは!
外資系金融企業に勤めるこぶたママです。
今回は、私が外資系企業で身につけた、やんわり丁寧に断る英語表現やテクニックをご紹介していきたいと思います。
日常生活からビジネスシーンまで、使い回しが効く便利なフレーズばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
丁寧に断る英語表現①クッション言葉
やんわり丁寧に断る英語表現の1つめは、クッション言葉を使うことです。
クッション言葉とは、本題の前に添えて、語調をやわらげる働きをする言葉を意味します。
日本語の「恐れ入りますが」や「申し訳ないのですが」みたいな言葉と似てますね。
英語でよく使うのは、つぎの3つの表現です。
- I'm afraid
- I'm sorry
- I regret(ビジネス向き)
例文:
I'm afraid I won't be able to come in to work this weekend.
(申し訳ないのですが、今週末は出勤できません。)
I'm sorry but I can't make it to the party.
(すみません、パーティーには出席できません。)
I'm sorry to tell you that I won't be around on that day.
(ごめんなさい、その日は出かける予定なんです。)
We regret to inform you that we are unable to accept your request.
(誠に遺憾ながら、御社の要請を受け付けかねます。)
I'm sorryやI'm afraidをはじめにつけるだけで、いっきに語調が柔らかくなりますね!
丁寧に断る英語表現②I wish I could
やんわり丁寧に断る英語表現の2つめは、仮定法「I wish I could」です。
例文:
- Can you come to my birthday party this Saturday?
(今週の土曜日、私の誕生日パーティーに来てくれる?) - I wish I could come, but I have got another plan.
(行けたらいいんだけど、他に用事があるの。)
丁寧に断る英語表現③I'd like to, but...
やんわり丁寧に断る英語表現の3つめは、断る前に「I'd like (love) to, but」をつけることです。
子どもの同級生の誕生日パーティーの招待を断るとき、定番リプライとしてよく使います(^^)
Thank you for the invite! ◯◯ would love to come, but I'm afraid we will be away on that weekend.
(招待ありがとう!〇〇も出席したいんだけど、残念ながらその週末は出かける予定なの。)
丁寧に断る英語表現④I don't think
やんわり丁寧に断る英語表現の4つめは、間接話法「I don't think」です。
例文①:
- Can you take over this task from me?
(この仕事を引き継いでくれる?) - I don't think I can.
(多分できないと思います。)
例文②:
- Should we accept their offer?
(あの会社の提案を飲むべきかな?) - I don't think it's a good idea (to do so).
(賢明な考えだとは思いません。)
丁寧に断る英語表現⑤あとで返事をすると言う
やんわり丁寧に断る英語表現の5つめは、その場ではっきり返事をせず、「I'll let you know」「Let me get back to you」という感じで曖昧にするテクニックです。
例文:
Hmmm, interesting. Let me think about it, and I’ll get back to you.
(興味深いね。ちょっと考えてから返事をするよ。)
I'm not sure if I'm free on that day. I'll let you know.
(その日空いているかわからないな。連絡するよ。)
外国人上司や同僚が、「Hmmm, interesting.」と返事をしたときは、Noっていう意味だな、と脳内で翻訳しています(^^;)
逆に、相手に「Let me get back to you」と言われたときは、本人は断ったつもりで返事は来ないこともよくあります。
ビジネスなどで、しっかり答えが欲しい場合は、後日、返答をchase(追跡)することを忘れずに!
丁寧に断る英語表現⑥勧められたものを断るとき
やんわり丁寧に断る英語表現の6つめは、飲み物などを勧められたときのスマートな断り方です。
もちろん、「No, thank you」でも、「No」とだけ答えるのと比べたら、ずっと丁寧ではありますが、下記のような言い回しを覚えておくと便利ですよ。
- Thank you, but no thank you.
- I'm fine, thank you.
最後に
今回は、やんわりと丁寧に断る英語表現を6つのパターンにわけてご紹介しました。
ネイティブスピーカーも、普段からやんわり断る英語表現を使っています。
「英語はダイレクトな表現でOK!」なんて言っていると、相手に悪い印象を与えてしまいかねないので注意しましょう。
ちょっとした表現を知っているだけで、「断る」というネガティブな行動にポジティブさをプラスすることができます。
ぜひ、今回ご紹介した英語表現やテクニックを活用してみてくださいね!